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ストームブレイカー

女王陛下の少年スパイ! アレックス・シリーズ1『ストームブレイカー』/集英社文庫
アンソニー・ホロヴィッツ・著/荒木飛呂彦・イラスト

荒木さんがイラスト描いてるからずっと気になってて、本屋でイラストだけ眺めたりしてた。
文庫出してくれてありがとうありがとう。イラストかっこいい!
映画タイトルが「アレックス・ライダー」なのはシリーズ化する都合かねえ?

スパイものは苦手で『007』も全然知らないし、過去2作家のスパイ小説を途中で投げ出したくらいなんで、楽しめるかちょっと不安だったけど、なかなか面白かった。
ジュブナイルだから読みやすかったってのもあるかな。

以下、偏った雑感。粗筋は色んなところで読めるので略。

語学、運動能力、格闘技。スパイに必須の能力をアレックスに叩き込んだ叔父イアン。
イアンの上司たちが推察したとおり、イアンは甥をスパイに育てるつもりだったんだろう。
スパイの卵を大事に温めていた途中で殺されてしまったわけだ。
物語はイアンの訃報から始まるので、作中には彼は出てこない。
甥が14歳なら、まだ40前だった可能性も高いよな。
アレックスと生き写しだったってことだし、結構いい男だったんじゃないかしら。
うーん、死んじゃったのはアタシ的にすごく惜しい。

任務先でアレックスのスパイ活動を助けることになる、イアン叔父さんの調査の痕跡。
イアンがアレックスを導いているような筆致にジンときた。
導いてる先はアレックスの嫌がるMI6の工作員だけど(笑)。
って、気づいたらイアン叔父さんのことしか書いてないや。
アレックスも魅力的な少年ですよ。

第11章のここはアタシが好きなところ。
***********************************
(だけど、ここで引き返したら、イアン叔父を裏切ることになってしまう)
  (略)
逃げられない状況というものが、この世にはある。それくらいは、十四歳にもなればわかることだった。
***********************************
覚悟を知っている人に惹かれる。

ラストで意外な人物が意外なかっこよさを見せましたなあ。うーん、渋い。
それまでは頑張ってる子供と、不気味な大人と、勝手な大人と、怪人ばっかりだったんで、思わず再登場を希望しちゃう。
そういや続刊はとっくに出てるんだな。ヤッセン出てるかな~。

「女王陛下の少年スパイ」って意味が読み終わっても分からなかった。
女王なんて出てないじゃん! って思ってたら解説読んで判明。
『007』のパロディなんだ。全然知らん。

14歳のMI6なんてリアリティがないって声があるみたい。
でも日本で会社員やってるアタシからすりゃMI6ってのがすでに現実感のない機関なので、そこの工作員が14歳だろうと30歳だろうとあんまり印象として変わりない。
14歳の少年だったからこそ切り抜けられたピンチも作中では描かれているわけで、そこはやっぱりマイナス方向にこだわるとこではないと思う。

テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

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